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芋の葉ひらひら
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 「雨は君がために」「君が眠りゆく朝に」読んだぜー。
あと1冊読んだら怒涛の慶喜強化期間も終わりです。
次はいい加減現代扱った本を読もう…帰って来れなくなる…。

 天璋院「貴殿に情を注いだ覚えなどないっ」
このツン台詞から慶喜と天璋院、ありじゃねーのと思ってたら。
慶喜「ほんとは敬子どのもいいやつなんだぜ」とか…
しかも昔からの知り合いとかね。
この辺で1歳差(天璋院が上)と知り、萌え上がる。
で、いろいろあって「敬子って呼ばれると昔に戻ってしまう」
ラスト付近の爆弾発言などにより、結果、
家茂⇔和宮←慶喜←天璋院←西郷  …まじかよw
不毛…!!すっごくいろいろな意味で不毛…! だが萌える。
とりあえず、私は慶喜と天璋院の不毛な関係を応援しています。
慶喜が江戸将軍に相応しくないって悟った時の天璋院の心境や如何に。

・上様に向かって「バカ殿」とは失っ礼にもほどがあるw
・更には上様のお顎をとらえるだなんて…ッッ
 井伊大老けしからん!もっとやれ!!!笑
・それにしても家茂さんが不安定。超ひねてるよ!
・「契っては寝て契っては寝て…」 大いにふいた。
・Q.よしのぶ×いえもちはアリですか?
 A.大いに推奨する。
 慶喜殿はいちいち慶福にちょっかい出し過ぎだろうとw
・いらんことしぃなもっちー可愛いよおおおおおおおおおお
・家茂、和宮、慶喜、帝のコントがもっと読みたかったよ…
・体格差の関係上、手ェ引いても腕引いても動かないって、
 どこの彼女かと…沖田さん可愛い
・茶屋デートとはやるな沖田。
・君が~に入ってから慶喜の嫌な奴度に拍車がかかった気がする 笑
・その生まれからなのか育ちからなのか、
 どうしようもなく権力に執着が持てない慶喜萌え。
・どうかパパのことは寛大な心で見てあげてください!!
・…と思ったら最後の方で結構素直に父親を尊敬していたことが発覚
・っていうか何で以蔵殺したし
・勝さんカッコイイよーそして天然宮様萌えw
・榎本と慶喜の対峙はいくらなんでも格好良過ぎるよおお
・榎本さんのぱっつん髪が結構好き
・慶喜公が生きててくれるだけで、私は満足です。
 宮様が優しい人で、本当に良かったです。

 「なんで父上は、あんたみたいな捻くれたガキを将軍にしたいのかしら」
「勿論俺がちょー賢くて聡明だからだろ」
「…それを本気で言ってるなら、本物の馬鹿だわ」
「まあ冗談はさておいて」
「……」
「俺が将軍様になったら、敬子どの、あんたは"はあすと・れでぃ"になれるぜ」
「れじ…? 何それ」
「簡単に言えば、日本一幸せな女のことだな」
「私が幸せになるのと、あんたが将軍になることの、何が関係あるの」
「ひーみーつー」

***

 ふと昔のことを思い出して、慶喜は苦笑いを浮かべた。我ながら、なかなかに気障な台詞である。今ではとても口にすることなどできない。気恥ずかしいからではなく、現実を知っているからだ。将軍は時の最高権力者だと云うのに、自分の伴侶さえも自由に選ぶことができない。ひどく皮肉な職業に思えた。
(敬子どのが『ファーストレディ』の意味を知らなくて良かったな)
 自嘲気味に笑みつつ、庭の池の周りでアヒルに囲まれている天璋院の姿に目を向けた。天璋院は騒ぎ立てるアヒルに向かい、何かと話しかけながらえさをくれてやっている。
 あの頃既に、近衛家養女・篤姫は家定の正室となることに決まっていた。一橋慶喜継嗣擁立を、徳川宗家の内側から支援するためである。渦中も渦中の人物でありながら、慶喜はそのことを知らされていなかった。彼女が、ファーストレディ=国家首脳の夫人であることをを知っていたなら、その場で失笑を買っていただろう。他国はいざ知らず、結局この国で将軍正室で真に幸せだったのは、14代将軍の御台所くらいではないか。

「そいつの名前はなんていうんです?」
「狭山です。…こら、騒がしいですよ」
 縁から庭へ下り、天璋院の背に向かって声をかける。彼女は別段驚いたふうもなく、ゆっくりと振り返りながら答えた。一際騒がしいアヒルを嗜める声は穏やかで、満ち足りているように見えた。
(……死人には勝ちようがない)
 アヒルに囲まれる天璋院を見つめながら、慶喜は心底そう思うのであった。

***

 (彼は将軍にはなれない)
 大奥に入り、武蔵野の巫女となり、痛切に感じたのはそのことだ。
 私は一橋慶喜を世子とするよう家定公に勧めるため、その正室となった。勧めるべき世子候補を、心密かに想いながら。彼に出会ったことを悔やんだこともある。因果な巡り合わせに、涙したこともある。しかし、全ては詮無きこと。私は武蔵野に呼ばれ、そしてこの地で死ぬ運命にあるのだから。
(だのに、どうしてこの男は)

「っ痛ぇんだよこのアホ鳥!焼き鳥にすんぞ!」
「暖恭院様のアヒルですよ。言葉を慎みなさい」
「しかし、敬子どの、このアホ鳥が悪いんだぜ」
「天璋院です」

(……また)
 彼にその名前を呼ばれるたびに、未だ胸が痛むのだ



飽きた また今度
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